カットインをBPMに合わせた演出方法の例

今回は、カットイン(Tipsフェードとカットインの項参照)のタイミングをBPMに合わせた演出方法
の例を説明します。
ただし、普段私はテクノ、ハウス、エレクトロニカ等の4つ打ち系イベントしか出ないので、それを
前提に説明していることをご承知おきください。


例えばAとBの2つのチャンネルにそれぞれ映像素材を用意し、BPMに合わせたカットインを行
おうとした場合、基本は低いドス、ドスと響いているバスの音に合わせて映像を切り替えます。
ただし、曲の展開によっては世話しなくひたすらバスの音に合わせて切り替えていると違和感を感じ
ることもあると思います、そこで、バスの音2回につき1回映像を切り替える、4回につき1回映像を切
り替える、16回に付き1回、32回に1回切り替える等の手法もあります。
ここで何故4の倍数での切り替えを手法を使っているかを説明しておくと、バスの音4回が1小節とな
り、曲の展開が小節区切りで変わることが多いからです。
また、ドラムロールのような激しいバス音の連続、もしくは曲のブレイクにDJがエフェクトをかけて
いる際に、めまぐるしく映像を切り替えていき、ブレイクが明けるのに合わせて次の曲に合わせた映
像を出すという手法もあります。


上記に挙げた手法はあくまで基本的な演出方法です。
ただ、最初は基本をしっかりと身につけるため、上記のような切り替え方法を意識してプレイするの
がよいと思います。(BPMや曲の展開を意識しながらの映像切り替えを行うことで、曲の先読み能力
が磨かれていきます。)
その上で、色々な切り替えのタイミングを取り入れていき、自分なりのBPMに合わせた演出方法を模
索していくと楽しくプレイしていけると思います。