CODEC(コーデック)とはなんぞや

次回、製作した映像ファイルのEncode方式について説明する予定なので、今回はまずCodecについての説明を行います。


Codec(wikiより引用)
コーデック (Codec) は、符号化方式を使ってデータのエンコード(符号化)とデコード(復号)を双方向にできる装置やソフトウェアなどのこと。
また、そのためのアルゴリズムを指す用語としても使われている。
コーデックには、データ圧縮機能を使ってデータを圧縮・伸張するソフトウェアや、音
声や動画などのデータを別の形式に変換する装置およびソフトウェアが含まれる。
コーデックはもともとデータをデジタル通信回線で送受信するための装置を意味する、
電気通信分野の用語であった。語源は、coder/decoderの略語である。




つまり、Codecとは、端的にまとめると映像のファイルを圧縮/解凍する為のソフトです。
そもそも何故、映像ファイルの圧縮が必要かというところから説明します。
映像ファイルは圧縮を行わない状態では、非常に大きなサイズになってしまいます。
例えば、無圧縮で10秒間の長さ、フレームレートが30fpsの映像ファイルがあるとすると、
この映像ファイルは端的に1秒間30枚の静止画ファイルを10秒間集めたもの、
つまり30枚×10秒=3000枚の静止画ファイルを集めたものだと言い換えることができます。
また、高画質になればなるほど静止画ファイル1枚あたりのサイズは比例級数的に大きくなっていきます。
このことから、無圧縮の映像ファイルが非常に大きなサイズになってしまうのは想像に難くないと思います。
そこでEncodeを行い、映像ファイルを圧縮し、サイズを小さくして取り扱います。
また、それを再生するには圧縮された方式に従ってDecodeを行い、映像ファイルを解凍します。




これに関するよくある事例は、友人から渡された映像ファイルが自分のPCでは再生できない、友人に渡した映像ファイルが友人のPCでは再生できないという問題です。
この問題の原因の多くは、自分もしくは友人のPCが、再生しようとする映像ファイルのCodecを持っていないことです。
CodecはEncode/Decode1対になっているので、映像ファイルを再生しようとするPCが持っていないCodecでEncode(圧縮)されたファイルは、
当然Decode(解凍)できないので、再生できません。
また同じような事例で、VJソフトに読みこませても再生されない映像ファイルがあったときは、
その動画ファイルのCodecにVJソフトが対応していない可能性が高いので、VJソフトの仕様を調べる必要があります。