発端

私がこの道に足を踏み込んだきっかけである後輩Jが出演する横浜の某イベントに遊びに行った際のこと。
昼間、しかもほとんどが知り合いしかいないイベント。
よく言えばアットホーム、悪く言えば適当なイベントなので、VJはほとんど経験が無いにも関わらずJが兼任していました。
その時にVJソフトというものを生まれて初めて触ってみたのですが、これがまた面白い。
運がよかったのか悪かったのか、そのソフトが直感的に使用できるものであり、しかも自由に触らしてもらうことができたので、
気付くと夢中になって遊びだし、ものの30分で基本的な使い方はマスターしていました。
今思うと原始的に映像をmixしたり、音楽に合わせてテンポよく映像を切り替えていただけなのですが、
『なんだVJって簡単じゃん!』と私を錯覚させるには十分な体験でした。
VJの奥深さを知った今となっては恥ずかしい限りではありますが、兎にも角にもそれが私のVJ初体験物語です。
そこからDJ→VJへと興味の焦点がシフトし、一人でやるよりは仲間がいた方が断然楽しいと思い立ち仲間集めをはじめ、
紆余曲折を経てメインVJ及び技術担当、メインVJ2兼交渉担当、サブVJ及び絵描き担当のトリオ構成となりました。
そして現在も技術的には全然まだまだながら、楽しく部活感覚でVJをやっています。


少なくとも自分の周りにリサーチした限りでは、VJってなんだか難しそう、敷居が高そうとのイメージが強いのですが、
実際の敷居はDJより断然低いです。何せDJが繋ぎをミスした場合、誰もが気付きますが、
VJが繋ぎをミスっても気付く人は一部の映像フリークくらいなもの。嬉しいのか悲しいのか一般的なお客様はまず気付きません。
その上、機材も最小単位で始めれば、PC1台とフリーソフト揃えれば、そうじゃなくてもDVDプレーヤー2台とスイッチャー揃えればできるのです。
当然、突き詰めていけばDJと同じくやりがいのある難しさは備えているのですが、少なくとも始める事に関してはDJより敷居が低いのです。
更に言うのであれば、DJより断然活動している人の人口が少ないので、新規参入しやすいのです。
現に活動を始めてまだ1年経過していない我々のチームですら、毎週の参加イベントには困らない状態です。


ここまで読んでVJ始めてみようかなと思った方、ぜひこの楽しい趣味を始めてみてください。