映像素材の準備 -1-

既に映像素材が作れて、その発表の場にVJを利用したいという方はともかく、
ちょっとVJに興味があるけど、どのように始めたらよいか分からないという所から始めた方は、
映像素材自体が無い、あるいはあってもVJソフトに付随している映像素材しかないという状態からのスタートになります。
家もしくは完全に身内のイベントであればそれでもいいかも知れませんが、
実際にVJをするには(人にもよりますが)1時間につき60点以上の映像素材が欲しいところです。


しかし映像が全く作れなくとも、データの形で様々な著作権フリーの映像素材が販売されていますので、
最初はそれらを購入して映像素材を揃えるのも一つの手です。
自分で創意工夫を重ねて製作した映像素材でプレイすることは、VJプレイにおける醍醐味の一つではあります。
しかし、 私個人の考えとしては、空間を適切に「演出」できるのであれば、必ずしもオリジナルの映像素材にこだわる必要はないと考えます。
端的にまとめると、音楽との相乗効果で、その場にいる人々を盛り上げられる演出ができれば素材は自作/他作なんでもよいのです。


表現の幅、演出の幅を広げるという意味では、映像素材が作れ、且、
それらが豊富にあるにこしたことはないのですが、いきなり高いハードルを設ける必要はありません。
初心者VJは、友人、先輩のVJから映像素材をもらったり、映像素材を購入して、まずはVJへの一歩を踏み出すのも一つの手段です。
実際の現場に挑んでみないと分からない事も多々あります、また現場での経験は、手塩にかけて作った映像素材と同じくらいの価値があります。
そして現場に出れば今の自分に何が足りないか色々見えてくるはずです。
まずは現場に挑む。家での練習とは違い、本番は色々なアクシデントが発生しますが、
勇気をもって一歩を踏み出すと楽しい世界が広がっているかも知れません。