ビデオセレクター(スイッッチャー)

入力映像を切り替えて出力可能な装置です。(≠映像ミキサー)
複数の入力映像を切り替えて、1つの映像を出力することが可能になります。
ただし、3)のビデオミキサーと違って入力映像を単純に切り替えるだけの機能しかありません。
これ単品で入力映像の切り替えを行った場合、画面切り替えによる暗転やノイズが必ず一瞬は映ります。
(厳密に述べると業務用の映像セレクターを使用すれば暗転やノイズがなくスムーズな映像切り替えが可能になりますが、
大きさや価格を考えると運用は現実的ではありません。)
ただし、ビデオミキサーと組合わせることによってその欠点を補うことが可能です。
(例:ゲーム用のAVセレクターの入力AにWii、BにPS3、CにXBOXを接続していたとすると、
入力AかBかCに映像をスイッチを切り替えることにより、切り替えたスイッチの映像のみを出力できます。)
この装置に分類される代表的な製品は以下のとおりです。(価格はあくまでも参考価格です。)


 ・AVセレクター 0.2-1万円程度


個人的感想:
趣味としてVJをはじめる場合に、いきなり初期投資を多くするのはあまり賢明だと思いません。特に飽きっぽい人なら尚更です。
しかし、もしもPCを持っていない場合、VJとしてプレイするには何らかの映像切り替え装置が必要になります。
これはそんな人にもお勧めの装置ですし、また、後々映像ミキサーを購入した場合に入力映像の数を増やすのにも使える装置になります。
(例:映像入力が2つしかないEdirol V-5に、この装置をタコ足配線してあげれば、映像入力数を増やすことが可能です。)
そして何より安いので、バッグにそっと忍ばせておくと役立つ場面があるかと思います。


使用機材:
我々のチームでは、フリーマーケットで買ったVictor/JX-S33(200円)を使用しています。
他のVJさんと競演するときにもあると便利です。
むかーしむかしSFCキッズだった方々は、実家にまだこの装置が転がってるかも知れないのでそれを流用してみるのもいいかも知れませんね。